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先発投手と同等にリリーフ投手が重要視される理由

バント

メジャーリーグでは、先発投手が100球を目途に交代するケースがほとんどです。したがってそれ以降のイニングは、抑えを含めたリリーフ投手が担当することになります。

その昔リリーフ投手の地位は高くなく、リリーフへの転向は降格を意味するものであり、スポットライトを浴びる存在ではありませんでした。しかし現在では投手の肩は消耗品との考えから、球数を投げさせることは、故障のリスクが高まることから、先発投手の球数を100球に制限するようになりました。
それに伴い、リリーフ専門の投手を終盤の回に配置する戦略をとるようになり、今やメジャーリーグのどの球団も分業制を敷いてシーズンを戦っています。

ピッチャー

リリーフのコマがチームの勝敗を左右するという事実が先発のコマと同等に重要視されるようになった理由でもあります。
特に強豪といわれるチームには絶対的なリリーフ投手が必ずといっていいほど存在します。その代表格がヤンキースの黄金時代を築いたマリアノ・リベラです。

ワールドチャンピオンに輝いたカンザスシティ・ロイヤルズも7回ケルビン・ヘレラ、8回ウェイド・デービス、9回グレッグ・ホランドという鉄壁のリリーフ陣を備え、メジャーリーグを席巻しました。

チームの浮沈を握るリリーフ投手の一瞬の輝きをこの目に焼き付けましょう。